船酔い

学問的には

学問的には、動揺病・加速度病とよばれ、英語ではsea sickness(船酔い)と言います。
船の揺れには、ピッチング(縦揺れ)ローリング(横揺れ)ヨーイング(水平面での左右の揺れ)ヒーヴィング(上下動) とあります。波が掘れて来ると、パンチング(船首が波に叩き付ける)フォーリング(急速落下)もあります。

酔いの兆候

顔面蒼白・吐き気・嘔吐・冷や汗・生唾・あくびの頻発・脈拍の増減・血圧の増減などがあります。
原因は、内耳の前庭・半規管への過度の加速度刺激の反復により、過剰刺激が自律神経障害をおこす為と考えられるそうです。 一定のリズムのなかに異なる揺れが混じると酔いを生じる・・・・
何か難しい話で、これだけで酔いそうなので、難しい話はこれぐらいにします!

船酔い防止方法

人それぞれ個人差があるので、自分にあった方法を見つけることが大事です

遠方の動かない物を見る

これは、視覚的要素ですが、ルアーマンがナブラなど探していると案外酔わないものです、近くを見ていると揺れで目が回るせいかも知れません。

外気に当たる

いろんな刺激が自律神経を活発化してくれるのでよいと思われる。又海水の飛散によりマイナスイオン効果もあると思われる。

空腹・満腹を避ける

一般的によく言われてることですが、スポーツでも、満腹・空腹ではベストは望めません。後は食事内容ですが、消化が悪いものや、脂っこいもの 柑橘系・刺激物などはよくないと言われてます。適度にスナックパンやおにきり・お茶や水などを取るとよいです。チーズケーキやりんごなども良いと言われてます。

睡眠を良くとる

睡眠により、自律神経を休めることができます、前日に興奮して眠れないときは、体を横にしているだけでも良いようです。短時間でも 熟睡できれば、効果的です。さらに睡眠について詳しく書くときりがないので、検索サイトで 快眠 睡眠 レム睡眠 などしらべてみてはいかがかと思います

船酔い防止グッツを使う

リストバンド式のツボを刺激する物やミント系の飴そして薬にいたるまで色んな製品があります、中でも薬ですが、色んなタイプの物が あります、肝心なのは、飲むタイミングと量です、取り説や薬剤師の方と良く検討しご使用ください。個人差がありますので、製品名は控えます。 又ほかの薬と併用するときは、十分注意が必要です。

自己暗示を掛ける

信じるものは救われるの世界ですが、自分は酔わないと思っているほうが良いと思います。プラス思考で行きましょう

揺れの少ない場所にいる

船は重心を軸に揺れます、この重心に近いところが、揺れが少ない場所になります、本船では、酔いやすい方の釣り座を配慮します 予約時に言ってください。ちなみに釣り座で言うと 胴の間 が揺れが少ないです。

日ごろの行いを良くする

当日の海が穏やかになるでしょう・・・そう信じたいものです(笑)がしかし周囲に気を配れるくらいのゆとりと精神が自立神経を安定 させるのでは・・・・自分も上さんと喧嘩するときは、精神的ゆとりがないせいか、釣れません!

陸でできることは陸でする

タックルの整理整頓・仕掛けの出しやすさ、予備の仕掛けをたくさん準備するなど海上でやったら、わずらわしい想定内のことです。 想定外のことが起きたら、自分か船長に相談ください。

酔ってしまったら

少し酔ったぐらいのときは、胸を張り大きくゆっくりと深呼吸してください。そして船の揺れと逆方向に体を動かしてください そうすると、自分は揺れていない状態になります。
何も考えられない位酔ってしまったら、キャビンのなかで、進行方向に頭を向けて寝ましょう、着衣やベルトを緩めて楽にしてください。

自分ごとですが

自分もこの仕事を始めたころは酔いました。隣でうまそうにおにぎりを食べている船長や常連さんが信じられませんでした。 それは、今思えば、幼少のころ補助輪なしで、自転車に乗る練習中に何度も転び傷だらけになり、気がついたら何もなかったようにスイスイと1人で 乗れた時に似ています。
船酔いという壁を乗り越えたときに、海が微笑んでくれると思います。

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